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2009-02

認知症を治すケア研究会

2月14日と15日の2日間に渡って開催された「認知症を治すケア研究会」にスタッフ兼参加者として行って参りました。

「認知所を治すケア」という表現ってどう思います。

すごく挑戦的な表現ですよね。

私達の常識としては、「脳の器質的な病変によって発生する認知症の症状(短期記憶の障害や失見当等の中核症状や、周辺症状である行動障害等)は、ケアにやり方によっては症状を軽減させることはできても、治ることはない」というところではないでしょうか。

しかし、それを「治す」と言い切ってしまう。

正直、「ほんまかいな」という気持ちで、講演を聴きました。

講師は、国際福祉大学大学院の竹内教授です。竹内教授は高齢者のケア全般に関わっておられ、数々の高齢者ケアの理論や実践方法を提唱されています。

さて、講演の内容ですが、教授の話を聴いて私は衝撃を受けました。

「私が今まで経験則でやってきた認知症ケア(いちおう色々と学んでやっているつもり)は、なんと浅はかなものであったのか」と思い知らされると同時に、「こんなすごい認知症ケアの方法があったのか」と衝撃を受けました。

教授の認知症ケアの理論をきちんと実践すると、認知症を「治す」に近い結果を得ることができます。

実際にいくつもの施設が竹内教授の理論を実践して効果を出しています。

教授は、「介護職はケアのプロフェッショナルにならなければならない。そのためには専門的な理論が必要で、それを実践できなければならない。それが介護職の社会的地位向上につながる」と言われました。まさにおっしゃるとおりです。

私達はプロにならなければならない。もっと高い意識をもって、高い質の仕事をしなければならない。

もし「現状のままで十分頑張っている。これ以上やれと言われたらしんどすぎる」と思っておられる方がいたら、明らかに間違っています。

私達はまだまだプロの仕事はできていません。

私も含めてですが、この業界の人間は、仕事に対する自分への評価が甘すぎます。また仕事全般において物事を考えるときの視野が狭すぎます。

それで、「介護職の地位向上を!」と叫んでも、誰も相手にしてくれません。

 

皆さん、プロになりましょう。

「愛情」「情熱」って何

前回の記事で、福祉の仕事は、「利用者様の愛情」「仕事への情熱」が大事と申し上げましたが、今回は私なりの解釈を書きたいと思います。

まず、「愛情」についてです。

みなさんは、「愛情」を持って利用者様と関わっていますか?

福祉の仕事は「利用者様を支援すること」ですが、利用者様は「商品」ではありません。

福祉の仕事を、「仕事」と割り切りすぎたり、「効率」ばかりを追求したりするのは、好ましくありません。

利用者様への「愛情」が欠落していると、関わる利用者様を不幸にすることになります。

支援者の心に「利用者様への愛情」が常に流れていなければなりません。それが利用者様と心を通わす「いい仕事」つながるのです。

ちなみに「扱いやすい利用者様」だけに「愛情」を流しても、それは本物の「愛情」ではありませんよ。

 

続いて、「仕事への情熱」です。

どんな仕事でもそうですが、「情熱」をもって仕事をしていなかったら、いい仕事は絶対にできないし、成長もできないし、評価もされません。

「利用者様の生活を支えるんだ!」「もっと安楽に、もっと楽しく過ごしてもらうんだ!」などの想いをもって、情熱的に仕事をするからこそ、利用者様の生活をより良いものにすることができます。

また、「情熱」をもって仕事をすることで、仕事にもっと「やりがい」を感じることができますよ。

 

この話を「きれいごと」だと思ったあなた!

福祉の仕事は向いていないかもしれませんよ!

福祉の仕事は「愛情」と「情熱」

私達は福祉の仕事をしております。

私がこの仕事に就こうと思った理由の一つは、月並みですが、「人の助けになる仕事をしたい」です。

福祉って、そういう仕事ですよね。

ですので、この仕事に就いてからは、「利用者様の助けになるためには、どのうように仕事をすればよいのか」を、常に考えながら毎日の業務を行っております。

私は毎日真剣にそう考えながら仕事をしているのですが、みなさんはいかがでしょうか?

困難ケースと呼ばれる利用者様に対して、しんどいと思われる仕事に対して、片っ端から拒絶反応を示しまくったりしていませんか?

困難ケースを扱うのは大変です。私も「関わりたくない」と思うケースはいくつもあります。

ただし、どういったケースを困難ケースととらえるは、支援者のキャパや価値観によると思います。

いわゆる困難ケースと呼ばれる状況の中にいる本人や家族様は、とても困っている状況で生活をされています。

そして、その「困っている」利用者様や家族様を支援するのが、私達の仕事です。

もちろん私達にも限界がありますが、できる限り支援できるように努力していく義務があります。

どうすれば支援することができるかを、考え続けたり、やり方を工夫してみたりするのは、とても大事なことだと思います

うまく支援できて、利用者様に喜んで頂けたときや、生活の質が少しでも良くなったとき、とても大きなやりがいを感じますよ。

しんどい仕事に対しても、限界はありますが見方を変えれば自分の成長の糧になると思えるはずです。

「仕事が増えるから嫌」、「しんどいから嫌」とばかり言っていたら、一生成長できません。ワーキングプアへ一直線です。

私は、支援する上で最も大事しなければならないのは、「利用者様への愛情」や「仕事への情熱」だと思います。

 

福祉の仕事についた以上、常に「愛情」や「情熱」をもって仕事をしたいですよね。

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