福祉街道をゆく
歩行障害に対するリハビリテーション
- 2010-07-26 (月)
- 社会福祉
「明日から使える歩行障害に対するリハビリテーション」という研修会に参加してきました。
10時から16時半までの長丁場の研修会でした。4つの演題があり、どの演題も非常に専門的な内容でした。私はリハビリ専門職ではないので、頭にすっと入ってこない話もたくさんありましたが、最新の理学療法の話が聞けて、大変勉強になりました。参加している方はリハビリ専門職が多いようで、遠くの県から来ている方もいましたよ。みんな勉強熱心ですね!
特に勉強になったのが、一つ目の演題「脳卒中患者の歩行をどのように受けとめるか」でした。講師は、千里リハビリテーション病院副院長の吉尾雅春先生です。脳卒中の患者に対する最新のリハビリの考え方やリハビリ方法を語られました。すごく専門的な内容なのにわかりやすい語り口で、専門的な知識のない私でも「ふんふんなるほど!」と楽しく聞くことができました。先生の話によると、現在の日本のリハビリテーションはまだまだ改善の必要があるようでした。歩行訓練における話で、特に印象に残った話を列挙します。
・リハビリの方針を決めるためには、脳のCT画像診断をもっと活用する必要がある。画像から色々なことがわかる。麻痺などの現症からだけでリハビリの方針を判断するのではなく、CT画像診断と現症をリンクして判断する必要がある。そうしなければ間違った診断や治療方針になってしまうことがある。
・脳卒中により脳にかなりのダメージがあったとしても、脊髄小脳神経回路などが生きていればリハビリの余地はまだまだある。
・積極的な装具療法が必要。足関節の可動(背屈)や踵の接地ができる長下肢装具(KAFO)や長下肢装具を短くしたもの(AFO)を使用する。足関節を固定させてしまう装具はダメ。
・立位にて大腰筋等の抗重力筋に荷重をかけることが大事。荷重をかけることで抗重力筋は自動的に働く。また立位による股関節の伸展や足関節の背屈も大事。
・歩行訓練時は、足関節や股関節を大きく動かし、側方への動きを少なくすることが大事。
これらの話は病院での急性期や回復期の治療過程における話ですが、維持期である利用者様達への機能訓練にも活用できる話だと思います。介護職の我々にもできる機能訓練はいっぱいあります。まず上記を知ることで、立位をとることや歩行することの重要性が益々わかります。利用者様への自立支援へのアドバイスも根拠を示しながら行えます。歩行介助や体操、パワーリハを行うときの職員の意識も変わってくるのはないでしょうか。
私達介護職はある程度はこういった専門性を身につけて仕事をしないと、いつまでたっても職業としての地位が向上しないと思います。
日々勉強ですね。
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オーブンを使いこなせ!
- 2010-07-20 (火)
- 日記
先日、今日の夕食を何にしようかと料理本を眺めていました。
「グッとくるものがないなぁ」と思いながら数ページめくっていると、二つの料理が私の目に飛び込んできました。
それは、「豚かたまり肉とハーブののオーブン焼き」「夏野菜の揚げびたし」。
「今夜はこれや!」と即決定しました。近所のスーパーで材料を仕入れていざ挑戦です。
ハーブは我が家で収穫したローズマリーです。
オーブンを使用する料理は初めてだったので、うまくできるか不安いっぱいでした。
下味をつけてハーブも加えて、さぁオーブンへ投入!
数十分後、オーブンからとてもいい匂いがしてきました。出来上がりは焼きすぎでお肉はちょっと硬くなってしまいました。味の方はまあまあでした。
夏野菜の揚げびたしは、一つ一つの野菜を揚げるのが超めんどう。すごく時間がかかりました。揚げた野菜は和風だしに漬け込んで、冷蔵庫で冷やしていただきました。
味はなかなかのものでした。もう少し濃い味付けでも良かったな。
いや~、料理って本当に奥深いですね! (映画評論家の○○○氏風)。
豚肉とハーブのオーブン焼き
夏野菜の揚げびたし
我が家の隙間菜園のプチトマト
隙間ガーデンの紫陽花
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伝える・まとめることの難しさ
- 2010-07-19 (月)
- 社会福祉
私の業務の一つに管理業務があります。
介護部門全体が良くなることを目指して、管理職として日々様々な事柄に関わっております。
事柄ごとに、関わる職員の様々な想いや意見があります。本人の立場、相手の立場、上司の立場、部下の立場、部門ごとの立場、それぞれの立場で想いや意見は違います。
これらに配慮して、事柄ごとに、みんなが納得または同意できる結論をまとめていかなければなりません。
これができずに様々な問題を放置しておくと、組織は崩れてバラバラになり、仕事の質は低下していきます。
その結果、いちばん迷惑がかかるのはお客様である利用者様です。
良い結論に向かうためには、その事柄に関わる人々が、それぞれの想いや意見を、伝えたい相手に伝わるように伝えないと話は円滑に進みません。そして、その事柄に関わる全員がお互いに納得または同意できる結論に向かって話を進めていかないと、良い結論がまとまりません。
まとめ役として私はまだまだ青二才だなといつも痛感します。
利用者様に何かを伝えるときも、その利用者様・家族様の状況や気持をきちんと把握した上で伝える必要があります。伝え方は論理的かつわかりやすく、メンタル面も配慮した表現方法が求められます。
「伝える力」「まとめる力」
大事な力ですね。
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顔を合わせて話し合うこと
- 2010-06-08 (火)
- 社会福祉
人と人は言語的、非言語的コミュニケーションを通じてお互いを理解していきます。
お互いを理解するには、やはり会って話をするのが一番でしょう。
現代は、メール文化が花開いていて、猫も杓子もメールで済ますような時代になっています。
しかし、メールは伝えられる情報量が圧倒的に少なく、相手に意図を十分に伝えられなかったり、誤解を与えやすかったりする欠点があります。それでもメールは便利なのでつい使ってしまいますよね。
でも、伝えたいことをきちんと伝えるためには、やはり直接会って話をすることが必要です。
直接会うと、メールでは絶対にできない「非言語的な」情報も相手に伝えることができます。この「非言語的な」情報が、相手に自分の真意を伝える上でとても大事なのです。話しているときの、表情、態度、目線、身振り手振り、声の抑揚やトーンなどで、どの程度真剣に伝えようとしているのか、本音なのか建前なのか、なんとなくわかるものです。
また語尾の使い方、ふとした瞬間のちょっとした一言も注目ポイントです。このあたりから、相手の本心がわかる場合もあります。
そして、様々な言葉を重ね合うことで、お互いに少しずつ理解を深めていくことができます。
私達は援助職です。
おおげさに言うと、人と話をすることが仕事の全てとも言えます。
利用者様、外部事業所、同僚、上司、部下など、お互いに顔を合わせてしっかり話し合うことで、お互いをわかりあって、良い援助を行っていければと思います。
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利用者様との信頼関係
- 2010-05-22 (土)
- 介護保険
以前ブログで書いたことがありますが、ケアマネジャーの仕事は幅広く、介護保険関係の仕事はメイン業務となるのですが、それだけでは利用者様の生活を支えることはできないことが多々あります。必然的に様々なことに首をつっこむことになります。
例えば、制度の制約のため訪問介護等のサービス事業所では実施不可能な事柄、身体介助、自宅の環境整備、買い物、行政の手続き関係、介護以外の悩み相談などです。
介護保険制度の中では全く報酬として算定できないことばかりですが、どれも利用者様の生活を支えるためには欠かせない大切な支援内容となります。特に独居で認知症の利用者様の場合は。
介護保険制度でカバーできていない事柄は、ケアマネの奉仕的な努力によってカバーされています。これが健全な形とは全然思ってはいませんが、現状ではせざるを得ない状況になっています。厚労省は「制度の足りない部分はケアマネに押しつけることでうまくいっているぞ」とほくそえんでいることでしょう。
ええ、支えますとも。できることはなんでもやりますとも。厚労省の思惑がなんであってもね。
それがこの仕事を選んだプライドです。
今日なぜこんなことを書きたくなったかと申しますと、先日、利用者様側のどうしようもない事情により、1人の利用様との契約が終了したのですが、この利用者様・家族様とは介護保険以外の相談の部分で関わりを持つことがありました。もちろん生活を支援する上で必要な内容ですよ。
利用者様・家族様の生活の様々な部分で関わり、積み上げた信頼関係があるからこそ、一歩踏み込んだ相談をされます。
「出会えて良かった」
このお言葉が一番の報酬です。
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職員全員参加が大事!
- 2010-04-29 (木)
- 介護保険
世の中には様々な仕事がありますが、本当に自分1人だけで全てが完結する仕事は存在しないと思います。多い少ないはありますが複数の人間がチームを組んで業務を遂行することで仕事は前に進んでいきます。
介護サービスの仕事では、ケアマネ業務は基本的には自分1人で業務を行っていくのですが、利用者様と福祉サービスを結びつけるために、多くの機関の方々と関わって仕事を進めていきます。従って、チームを組んで仕事を行っていると言えます。
デイサービスの仕事は完全にチームプレーです。多くの利用者様に同時に様々なサービスを提供するため、何人もの職員が同時に動き続けてサービスを提供します。方針の徹底、情報共有、指示命令系統、報告連絡相談、統一対応、密なコミュニケーション、アイコンタクトなど、どれもしっかりやらないと、まともなサービスを利用者様に提供することはできません。
また職員の雇用形態ですが、全ての社員を正社員として雇用することは難しいですよね。そんなことができたら、最近ひどくなっていると言われている「所得格差」はだいぶ改善されるのではないでしょうか。介護サービスでも状況は同じで、職員全員が正職員というのは難しいです。パート職員や契約職員、派遣職員など様々な雇用形態の職員が存在しています。
様々な雇用形態の職員が在籍する中、質の高いサービスを展開していくには、職員のみんなが一体感を持って、チームワーク良く働ける環境をつくっていくことが最重要課題です。
職員全員が一体感を持って、モチベーションを高く保ち、質の高い仕事を行う環境をつくるにはどうしたらいいのでしょうか。
非常に有効な手段の一つが、毎日開催する朝や夕方のミーティング、月1回程開催する会議やケースカンファレンスなどに、できるだけ多くの職員が参加することです。
特に正職員もパート職員も参加して実施している夕方のミーティングは重要です。ミーティングでは職員同士が顔を合わせながら、その日にそれぞれの職員が「見て聞いて感じた」利用者情報を出しあって、その情報を共有することで職員全員が利用者への理解を深めることができます。そして、より良い支援の方法を一緒に考えたり、反省点があれば改善策を一緒に考えて、全員で統一してもっと良い対応ができるようになります。介護への考え方や方針、指導や注意を職員全員に同じタイミングで同じ強さで伝えることもできます。これらはデイの質の向上に大いに関係します。
また私はパート職員の方々はとても大切な存在だと考えています。パート職員の方々は、様々な場面ですごく良い意見を言ってくれたり、良い提案してくれたり、ときには正職員以上の働きをすることもあります。パート職員が様々な業務に深く関わったり、ミーティング等に参加したりすることは、パート職員自身の仕事への主体的な参画意識を高め、意欲を高め、実力を上げることにつながると思います。
正職員、パート職員など多様な雇用形態の職員達が、仲間として力を合わせて、高い意欲を持って仕事に取り組むことで、楽しく、いい仕事をやっていけるんだと思います。
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緑と花で癒しの空間をつくる
- 2010-04-25 (日)
- 日記
新緑が美しい季節になりましたね。
新緑の若々しい緑色は気持ちを新鮮にさせてくれます。また同じ緑色でも植物の種類によって全然色が違うんですよ。様々な緑のグラデーションを複雑に組み合わせると、すごく素敵な癒しの空間ができあがります。
我が家では、春になって庭がいい感じになってきました。やっぱり春はいいなー。
庭といってもいわゆる庭ではなく、縦幅80センチ程、横幅4メートル程の人が1人歩けるぐらいのデッドスペースを庭に仕立てています。
このスペースをどのようにして美しい庭に仕上げるかが私の休日のテーマの1つであります。
どうせやるならガーデニング雑誌に載るくらいの空間をつくりたいと思っているのですが、お金はかけられないのが辛いところ。ホームセンターに通って、安く売っているラティスやレンガ、材木、庭石などを少しずつ買い足して、ガーデニング雑誌などの写真を参考にしながら、一つ一つ手作りで庭の土台ををつくっております。土台づくりまだまだ発展途上中です。
そして、庭の主役である花や観葉植物、木々達の登場です。花屋をまわって苗を買いこんで育て上げてきました。この育てる手間が大変なんです。日々の手入れを怠ると全然美しく育ちません。
現在、春バージョンは一応完成と言えます。しかし季節が移り変わると花の旬も変わっていくので、次は夏バージョンに取りかからないといけません。
自己満足&自分への癒しでやっているのですが、近所の方々に「いい感じの庭ですね」と言って頂けると「やったね」と心の中でピースサインです。近所で一番の庭をつくるで!
次は何を植えようかなぁ。
3年育てたアイビーさん いい感じにしだれてます
ビオラさんの寄せ植えなど 立体的に飾ってます
ツツジさん ついに満開になりました!
デッドスペースを活かした我が家自慢の庭です!
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一緒に介護しませんか!
- 2010-03-22 (月)
- 介護保険
この業界はどの事業所も恒久的に人手不足な状況です。特に入所関係は利用者様の受け入れ制限をせざるをえない施設があるほど人手不足は深刻です。
無理もないと思います。3Kな上に給料安いときたら、この仕事をやりたいと思う方は少なくなるでしょう。
我が職場も状況は同じで人手不足な時期がどうしてもあります。
退職者が出たら新たに求人を行うのですが、これがなかなか決まらないのです。どこの事業所も状況は同じようですが、ハローワークや福祉人材センターで求人を出してもあまり応募がない…。
働いてみたらわかると思いますが、我が事業所は色々な面で頑張っている方だし、働きやすい方だと思うのですが、求人情報でそこまでは求職者に伝わらない…。
職員が足りない状態でも営業を休むわけにはいきません。職員が足りない分、各職員への負担は増えて疲労が蓄積していきます。また毎日の仕事をまわすことで精一杯になり、プラスアルファの仕事に取り組むことが困難になります。
みんなで前を向いて進んでいきたいのに、それを行うことが難しい状況になるというのは辛いことです。
この仕事は大変な面がいっぱいありますが、やりがいや楽しさもいっぱいあるのですよ。
私が愛読しているブログがあります。北海道にある特別養護老人ホーム緑風園の施設長が書いているブログなのですが、とにかく素晴らしい内容です。いつも感銘を受けながら読んでいます。
この施設長が介護業界の人材不足について書いた記事の抜粋をご紹介いたします。奥が深い内容なので是非ご一読下さいませ。
(筆者からの許可は頂いております)
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介護の職業とは、まったく経験のない他業種からの転向組が、それほど簡単に就業できるような職業ではない。いくら不況下で収入を得る道が他にないといっても、介護という職業を選択し、続けるためには、「食べるため」以外の動機づけが不可欠なのである。
なぜなら介護とは、単に「きつい」とか「暗いイメージがある」とか「汚い」という他に、援助技術や知識がないとできない職業だからである。そこに踏み込むためには相応の覚悟と決断が必要だということだ。
そもそも人の人生や命に関わり、非言語的なものも含めたコミュニケーションで成立する「介護サービス」が、失業しているという理由だけで選択できるわけがない。人が休んでいるときに一緒に休むこともできないときがある。仕事は重労働であるし、チームで援助する過程では様々な対人関係上の問題も生じやすい。時には利用者のストレスまで背負ってしまうことだってある。そういう職業に従事しようとするためには、それなりの「思い入れ」が必要だし、そういう職業を続けるためには、モチベーションを維持することができる環境が必要なのである。
国民は馬鹿じゃないから、そういう雰囲気や臭いを敏感に感じ取っている。ハローワークで求職相談に来ている人々の1割未満の人々しか実際に就業に結びつかないのは、仕事のきつさに加えて、自分がそこで頑張って人の役に立てるか、という不安なのである。介護を目指す最大の動機が「人の役に立てる職業」であるという結果が出ているが、役に立つには自分が何をどのようにできるかという具体的なイメージをもつ必要があり、それができなければ就業動機にはならないという一面があるのだ。
だからこの国の介護のマンパワー不足を解消するためには、他業種からの介護業界への転職を促進する手立ては必要であるとはいっても、それは「職がないから介護へ」という動機づけではなく、介護という職業の「尊さ」とか「面白さ」とか「希望」を感じ取ることができる人々が、そこで自分が何をできるかということをイメージして、そのうえでこの業界を目指すという「動機づけ」でなければならない。
人と接し、様々な生活上の不便を抱える人々に我々ができる範囲で「当たり前の支援の手」を指し伸べることで生まれる笑顔や、自分ではない他人が、自分が関わることで「少しだけ」幸せになれるという喜びを感じることができる達成感。そういった「喜びにあふれた介護」というものを社会に伝えることができているのか?実際にそういうサービス現場を作り上げているのか?そこが最大の問題である。
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どの記事もそうなのですが、この記事にも深く深く共感させられました。
筆者は見識が広い上に深い。私程度ではここまでの論理展開はできません。
ところで、当法人のデイは現在、正職員とパート職員を募集しております。
「一緒に働いてみてもいいかな」思う方がいっらしゃれば、応募してみませんか?
介護の仕事から得られる「喜び」や「達成感」を一緒に感じてみませんか!
もうすぐ咲くよ!
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通所介護計画書へのこだわり その3
- 2010-03-10 (水)
- 介護保険
私が通所介護計画書の内容にこだわる理由は、まだあります。
利用者様の性格やADL、好み、その利用者様に合った介助方法などの情報は、職員間で共有されて利用者様への支援に活かされているのですが、それぞれの職員の暗黙知になってしまっている情報もあります。
「暗黙知」とは個人の頭の中にあり、言葉で口に出して言われない、外からではわからない知識です。暗黙知は、そのままにしておけば日の目を見ることなく、埋もれたままか消えてなくなってしまう性質のものと言われています。暗黙知の定義をもう少し広げると職場単位や業界単位で埋もれている知識も暗黙知と言えます。暗黙知を誰もが理解できるように、言語化し、客観化し、伝達・移動可能にしたものを「形式知」と呼ぶそうです。
「暗黙知」を「形式知」にする手段の一つが、「通所介護計画書」です。
利用者様に対するとても良い介助の方法や有益な情報を持っている職員がいたとしても、その方法や情報が暗黙知になってしまっていると、同じ方法での介助や有益な情報を活かした支援を全職員で統一して行うことができなくなります。これはもったいない。
ケアの内容等がきちんと記載された通所介護計画書を作成することによって、「暗黙知」を「形式知」にすることができます。
もちろん通所介護計画書だけでは全然不十分なので、毎日のミーティングや会議等での情報共有や議論が、すごくすごく大事です。
またケースカンファレンスにて利用者様へのケアの改善を議論するとき、ケアの内容等がきちんと記載されている通所介護計画書があれば、その情報をもとにより深い議論を行いやすくなります。そして、議論した結果をもとにさらに充実した通所介護計画書の作成が可能となります。
ところで、世の中からは介護の仕事の専門性をあまり高く見られていない部分があるようですが、私から言わせたらとんでもない。人は文化的な最低限以上の「生活」を送れてこそ、たとえ小さかったとしても幸福感を感じながら生きていけます。介護の仕事は、利用者様や利用者様を支える家族様が少しでもより多くの幸せを感じて生きていけるように、「生活」を支援するのが使命だと思います。そして、日々の「生活」の積み重ねが「人生」です。専門性が低くて「人生」を支援する仕事ができるのでしょうか。
私は介護の仕事の専門性は高いと思っています。しかし、この業界は自らの仕事の専門性を証明して、その専門性を高める努力をきちんと行ってこなかったから、この仕事の専門性が低くみなされ、社会的地位も低いままになっているんだと思います。
暗黙知のまま仕事をしていたらいつまでたったも専門性を証明できない。介護の仕事の専門性を証明できるような客観的な理論の構築を積み重ねていって、それを文書として残さなければ、世の中からは認められません。
「そんなんしてる時間はない」「現場で利用者さんにきちんと介護することが証明になるんだ」という声も聞こえてきそうですが、それでは永遠に介護の仕事の専門性は世間から認められないでしょう。
仕事内容の専門性は客観的で論理的な証明の積み重ねが多ければ多い程、社会から認められます。医療の仕事の専門性は誰も疑いようのない地位を築いています。専門性が証明されているからです。
介護業界の専門性を証明するにしても、他の業界のやり方や考え方をそのまま介護業界にあてはめるとうまくいかない思います。介護業界に合わせた方法で証明しなければなりません。
通所介護計画書を頑張って作成していくことは、介護業界に合わせた証明方法の一つです。
みんなで、自信を持って文書に記載できる価値のある介護を行っていけたら素敵だなと思います。
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パエリア
- 2010-03-07 (日)
- 日記
今日は休みなので久しぶりに夕食を作ってみました。
家族に何が食べたいか尋ねたところ、娘から「パエリアが食べたい!」とのリクエストがあったので、今夜はパエリアをメインにしました。
その他に、豚バラ肉の炒め物ほうれん草添え、菜の花のおひたしも作りました。
1人暮らしのときに毎日料理を作っていたのでそれなりに何でも作れるのですが、最近はたまにしか作らないので、料理の感覚がどうももイマイチです。しかも、いつも目分量で作ってしまうので毎回味が違います。でも結構美味しいんですよ。
今日も一つやってしまいました。パエリアはパエリア鍋の代わりにフライパンで作るのですが、今日は火力が強すぎた。途中で出来ぐあいをみてみると、底一面がみごとに焦げていました。「やっちまったぜ」とショックでしたが、焦げた部分だけ取り除いてなんとか完成できました。
お味のほうは合格点を頂けたので、ホッとしています。
次はもっと美味しく作るぞ!!
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